
「手にぶつぶつができてかゆい・・・」
中学生の娘、小学校5年生くらいから
時々、手にブツブツができると訴えていました。
ぶつぶつは主に手の指にできる小さな水泡で
かゆくて、痛みも少しある痛痒い湿疹。
季節の変わり目、春夏によくできる。
知らない間に消えるので放置してたんですけど
先日、皮膚科へ行き診断してもらい、
ついに原因と正体をつきとめることができました。
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手のぶつぶつ・かゆみ、皮膚科での診断は?
娘の手指にできるブツブツは
『異汗性湿疹(いかんせいしっしん)』
との診断でした。
異汗性湿疹とは
手掌・足底に痒みを伴う小水疱が出る湿疹性の皮膚疾患で
指湿疹・汗疱状湿疹・汗疱(かんぽう)とも言われるそうです。
皮膚科の先生によると
足にもできるので水虫と間違われやすいけど
水虫は菌が原因で
異汗性湿疹は菌によってできるものではない。
原因は汗、特に検査はしません。
完治しないので、
症状が出たら薬をぬってかゆみをおさえる
対処療法しかありません。
とのことでした。
ええええ~~~っ!!
完治しないの??
完治しないって、ショック、、、
でも、年中かゆいわけではないですからね。
とりあえず気を取り直しました。
手指にできるぶつぶつ、異汗性湿疹を詳しく・・・
異汗性湿疹についてネットで調べてみると
主な原因は
金属アレルギー、慢性の副鼻腔炎・扁桃炎による病巣感染、喫煙。
ストレスや自律神経失調症も悪化要因になる。
春夏に悪化して秋になると軽快することが多い。
wiki参照
だそうです。
病院で原因は「汗」って言われたんですけど、
異汗性湿疹が出るしくみは
汗が外に出ないことにより皮膚内のpHが低くなり
炎症・湿疹を誘発するものと考えられているそうです。
また、汗腺自体の炎症とは異なり、
汗腺自体に異常はないとのこと。
娘は金属アレルギーはなし。
小さい頃、慢性の中耳炎と診断されたことはあるけど
副鼻腔炎、扁桃炎はなし、喫煙はもちろんなし。
なので考えられるはストレス。
確かに、娘にとって1学期はストレスの多い時期なんですよね。
今年はクラスのお友達にも恵まれて
比較的穏やかに過ごせているようですが。
今までも、季節の変わり目、特に
1学期から夏にかけてかゆいと言ってたような気がします。
異汗性湿疹の予防は
高温多湿をできるだけ避けるようにって
日本は梅雨があるから、なかなかむずかしいですよね・・・。
手指のぶつぶつ、皮膚科でもらった薬は?
今回、皮膚科で処方してもらった薬は
『スチブロンクリーム0.05%』
1日2回
スチブロンクリームはジェネリック医薬品で
マイザー軟膏・クリーム
(ジフルプレドナート0.05%)と主成分が同じ。
ステロイドで強さはⅡ 群
very strong:VS(かなり強力)
大人では体幹部、
子供では腕や足など四肢に処方されることが多く、
大人の場合、連続使用は1週間以内、
子供の場合は数回にとどめるよう注意。
と注意書きされているおくすりです。
我が家は息子がアトピー体質で、
アトピー治療にはステロイドは使わない派なので
基本、ステロイドは使いたくないのですが、
アトピー以外の皮膚疾患の時、
強いかゆみがある時などは火消しの意味で
少しの期間だけ使うようにしています。
ステロイドは長期間使う・使い続けるのが
良くないと思っているので。
娘の場合、1度だけ塗って
その後、何もしていませんが
かゆみ、痛みは治まっている様子です。
まとめ
娘の手指にできる、かゆみのあるぶつぶつ。
長い間放置し、原因不明・正体不明でしたが
病名が確定してちょっと安心しました。
完治することはないみたいですが
人にうつる心配もないし、
年中かゆいわけではないですし。
かゆみが強くなったら
おくすりの力を借りればいいですしね。
対策がわかると精神的にラクです。
病院へ行くのはおっくうだけど
気になる症状がある時はお早めに!